次世代のワークフロー
Nuke16.0でコンポジティングと
レビューのワークフローの
未来に向かって一歩踏み出しましょう
NUKEを探索する
NUKE16.0
ワークフローを高速化することで、最終の画像の仕上げに集中できます。このアップグレードにより、複数のショットを一度に作業することが可能になり、大規模なロトパフォーマンスを体験できるだけでなく、ショットビュー、承認および納品がより迅速に行えるようになります。これらの機能の多くは、VFX Reference Platform 2023で実行するパイプラインのNuke15.2でも利用できます。
強化されたコンポジティング
ワークフローで
独自の作品を
作り出しましょう
変数に対応した
マルチショットワークフロー
複数のショット、またはシーケンス全体を一度にコンポジットすることで、より多くの作品が生成され、反復作業が少なくなります。新しいNukeには、ネイティブで変数に対応したワークフローが導入され、効率的で、信頼性の高いスケーラブルなマルチショットコンポジティングを実行できるようになりました。これにより、類似のショットに同じ変更を簡単かつ直観的に適用できるようになり、クリエイティブなコンポジット作業に時間を充てることができます。

Graph Scope Variables
マルチショットワークフローの核となる要素として、Graph Scope Variables(英語)には、複数のショットに適用する「コンテキスト」の作成オプションが準備されています。変数内の複数のショットまたはシーケンス全体に単一のスクリプトを適用できます。
VariableSwitchノード
VariableSwitchノード(英語)により、マルチショットワークフロー向けに設定した変数に基づいて、「分割および結合」ワークフローを作成できます。複数のショットを一度にコンポジットするときに必要な制御ができるようになります。
アーティストツール
ノードのリンク
Nuke16.0のノードグラフにより、自由度が上がり、思いどおりに作業ができるようになります。リンクされたノードを作成することで、ノードを同時に変更したり、ノブごとのオーバーライドを使用したりするオプションを選択できるため、クローンなしで必要な制御が可能になります。
グループノードの内部ビュー
同じノードグラフ内にあるGroupsとLiveGroupsのコンテンツの参照や編集ができるようになりました。このアップデートでは、スムーズなマルチショットワークフローがサポートされており、複数のスコープを整理したり管理したりする方法が追加されています。

大規模なロトの高速化
ロトノードを改良し、大きな形状や多数の形状を扱う際にスクリプトを高速化しました。その他、キャッシュ、再生、ビューアーで形状を編集・移動する際のインタラクティビティ、およびモーションブラーのパフォーマンスに改善を加えました。

HieroPlayerのコンタクトシート
HieroPlayerのコンタクトシートの使用による最終シーケンスに注目してください。NukeおよびNukeXライセンスをお持ちの場合は無償で利用できます。すべてのショットを一度に表示したり、他のアーティストからのショットと比較したりすることで、完璧な一貫性を確保して仕上げることができます。
BlinkScript

BlinkScript
BlinkScriptのアップデート
宇宙全体を定義するような、ユニークで様式化したエフェクトやブラシを作成したいと思いますか?すでに経験豊富なBlinkScriptユーザーでも、独自のBlinkScriptを作成しはじめたばかりのユーザーでも、今回のアップデートでコードの読み取りや書き込み、学習、トラブルシューティングを簡単に行えるようになったため、すばらしいカスタムエフェクトをより一層作成しやすくなりました。

エディターの改善
アップデートにより BlinkScript Editor(英語)をより直観的に扱えるようになったため、カスタムエフェクトや革新的な新しい外観の作成が可能になりました。書式の変更、エラー処理の更新、新しいキーボードショートカットなどが追加されました。

ライブラリファイル
BlinkScript Kernels(英語) の拡張性が向上しました。一般的なオペレーション向けの独自の関数を記述 し、複数のBlinkScriptに読み込むことができるようになりました。各エフェクトに必要なコードを削減しました。

Safety Rails
新しいSafety Rails(英語) オプションは、基盤となるプロセッサ上で直接実行すると問題を引き起こす可能性のあるオペレーションをキャッチしてレポートします。これにより、Kernelコード内でこれらの問題の原因をより簡単に突き止めて修正できるようになります。
3Dシステム(ベータ版)
アーティストにフォーカス
した
3Dアップデート
Nukeには直観的なUSDベースの3Dシステムをネイティブで構築しています。今回のリリースでは、アーティストのフィードバックに基づいてベータシステムにいくつかのアップデートを追加し、3Dでの作業で制御できる範囲を広げました。コンポジター向けに、かつコンポジターの要望を取り入れて構築した3Dシステムを、フルリリースに向けてさらに一歩近づけていきます。
高速化されたレビューワークフローで
最終の画像をすばやく完成させましょう

コンタクトシート
複数のショットのレビューや比較が簡単に行えます。コンタクトシートには、Pick Modeでの手動クリップの選択、またはTag Modeでのタグやフィルターの使用という2つのモードにより設定される柔軟な表示環境が備わっています。Nuke StudioおよびHieroで使用できます。

クイックエクスポート
シーケンスからビデオファイルをエクスポートする新しい方法として、クイックエクスポートを導入しました。 レビュー用のシーケンスのエクスポートが最大12倍高速化され、他のチームと資料を共有するのにかかる時間が大幅に短縮されました。Nuke StudioおよびHieroで使用できます。
マルチチャンネル
ソフトエフェクト
新しいマスク対応のソフトエフェクトでクリエイティブな意図を伝達し、埋め込まれたEXRレイヤー/チャネルを使用してビジョンを正確に制御できます。このNuke StudioおよびHieroのアップグレードでは、複数のソースチャネルと追加の出力チャネルにより、InferenceとBlinkScriptのソフトエフェクトも強化しました。